2016年東京オリンピック招致大使に委任命されました
石原慎太郎東京都知事より東京オリンピック招致大使への委嘱状をいただき、5月24日(木)に野球の星野仙一さんとマラソンの有森裕子さんとともに東京オリンピック招致大使に就任いたしました。 アジア人初のIOC委員であった柔道創設者嘉納治五郎先生は、第二次世界大戦の前に東京でオリンピックを開催するために大変な努力をされ、1940年の第12回オリンピックが東京で開催されると決定していたそうです。しかしながら、戦争のためにそれは実現することが出来ませんでした。そして今から43年前アジアで初めてのオリンピックが東京で開催されました。43年前小学一年生であった私はこの東京オリンピックに夢中になったことを思い出します。小学生の私は、学校が終わるとすぐに家に鞄を放り投げ、日が暮れるまで遊びに行くような子供でした。けれども、東京オリンピックの期間中は、家にまっすぐに帰りテレビの前で日本選手を家族皆で応援していました。 東洋の魔女と言われた女子バレー、男子体操、重量挙げの三宅義信選手、マラソンの円谷幸吉選手の活躍は今でも鮮明に記憶に残っています。なぜか、柔道の記憶は残っていないのですが…。 この時の感動は、私が小学校で柔道を始めた時の「将来はあのオリンピックに出たい!」という私の夢につながりました。 2016年、半世紀の時を経て東京オリンピックの開催が実現すれば、多くの人々に夢や希望、勇気を伝えられると思っております。また、オリンピック招致活動を通して、青少年のスポーツを通した健全育成、生涯スポーツの振興などの活動へもつなげていきたいと考えております。 現在私は年間に3分の1は海外に行っております。世界に出て感じることは、柔道界を除けば日本に対する興味や関心はまだまだ高くありません。東京オリンピックが実現すればオリンピックを通し、海外の方が東京だけにかかわらず様々な場所に訪れ、日本の素晴らしさを感じていただけると思います。 21世紀、世界ではまだまだ争いが続いている地域もあります。この世界が平和でより良い方向で進むには、日本人の持っている他者を思いやる、平和を大切にする「和の心」が大切であると思います。 是非、スポーツを愛する皆様と一緒になって、力を合わせ盛り上がって、2016年の東京オリンピック開催の夢を実現し、日本の心が世界に伝わるよう願っております。是非ご協力のほどをよろしくお願いいたします。
東京オリンピック招致ホームページ http://www.tokyo2016.or.jp