嘉納杯柔道大会(14,16日)出場のため外務省の交流支援事業で来日したイラクやアフガニスタンなどの選手たちを、国際柔道連盟の山下泰裕理事が11日、東京・講道館で激励した。
山下理事が「失敗や負けを恐れないで培ってきたことを出して欲しい」と話しかけると、選手たちは「一生の思い出になる」と感激の面持ち。
イラクでは戦争で道場が破壊され、治安の悪化もあってほとんど練習ができない状況という。それでも73キロ級に出る16歳のジャーシムは「将来の目標は世界選手権金メダル」。逆境に負けない精神はすでに一流だ。