2006世界女性スポーツ会議くまもと
アスリートトークショー開催
世界約100カ国、約700人の政府や行政、NGOなどの関係者が集い、女性とスポーツに関する様々な課題について議論する「世界女性スポーツ会議」。
4年に1度の世界会議が、5月11日から、熊本で開催されます。そこで、スポーツを愛するすべての人のために、今年20周年を迎える熊本リビング新聞社も応援イベントを企画!ゲストの声をひと足早く紹介します。
アスリートメッセージ 山下泰裕さん
「生きる力」を育むために
スポーツが果たす役割は多大です
金メダリスト、熊本の英雄、東海大学教授�・�・�・。数々の肩書きや称号に、2003年世界柔道連盟教育コーチング」がプラス。柔道の世界的な発展という新たなステージ踏んだ山下さん。
「世界中の子供たちにいきいきとした笑顔が戻り、ずっと安心して暮らせるよう、力を合わせて生きていく仲間を作っていくこと、それが私の願いです。スポー ツは相手を思いやる心、力を合わせる心、目標に向かって努力する心、そして我慢する心などを培ってくれます。"生きる力"を青むために、スポーツ界は、も うひと工夫が必要です」。
柔道の世界でも、女子の活躍が目覚ましい昨今。山下さんが胸を躍らせる計画が進行しています。「今年12月に、世界の柔道界で初めての国際女子指導者セミ ナーを、福岡で開催することになりました」。自らのルーツ・九州を起点に、女性の指導者育成という大きな目標に取り阻む様子は、現役時代と同じ親しみやす さと強さを併せ持っています。
プロフィール
1957年、熊本県山都町(旧上益城郡矢部町)生まれ。1977年の日ソ親善試合から1985年に現役を引退するまで203連勝の記録を持つ。1984年 のロサンゼルスオリンピックでは、準決勝で痛めた右足の肉離れにもかかわらず無差別級で金メダルを獲得。現在、国際柔道連盟教育コーチング理事、全日本柔 道連盟理事。柔道8段