メッセージとご報告

2004年06月09日
日露賢人会議に出席して(2004年4月13,14日)
今回の会議のための旅行は、1泊3日。ロシアの雰囲気を感じるゆとりはありません でした。

私が日露賢人会のメンバーに選ばれたのは、私がプーチン大統領と面識があって、その大統領が大の柔道好きだからではないか、というのがひとつ。そして、も うひとつは、日本とロシアの次の世代のために、文化の交流、スポーツの交流、学術の交流、それも、民間レベルの交流を太くしてゆきたいという狙いがあった のだと考えています。

これまでの日本人は、ロシアに対しての親しみが薄かったのではないでしょうか。地理的にも、どちらかというとヨーロッパに近いと。ところが、隣の国なんで すね。本当は近いのに、遠い国という意識の日本人が多かったのではないかと思います。これからは、そんな日本人とロシアが様々な分野で、お互いに協力して ゆこうというのが日露賢人会議です。

議題は、北方領土問題など、政治的なことがおおく、私はなかなか入っていけませんでした。専門家にはなれませんが、これからはもっと意識を高めてゆかなけ ればと思っています。

午前中の会議が終わった後に、プーチン大統領のところへ表敬訪問に伺いました。大統領は一人ずつ握手をしていらっしゃいましたが、私の番になったら急に顔 色を変えられて、ハグハグ(笑い)でした。大統領を囲んでの懇談のときには、私はもっとも若輩なので、後ろのほうに居ったんですが、日本側座長の森前総理 から「山下君、もっと前へおいでよ」と言われました。「私はもう三回もお会いしていますし・・・」と辞退しましたが「いいから、前へおいで」と。とうとう 柔道の話になって、私が一番長くお話ししてしまいました。こんな大事な場所で柔道の話ばかりはどうかと思ったんですが、大統領がお話しになるので・・・。 みなさんからも、「大統領は本当に柔道がお好きなんですね。山下さんとお話しになっている時が、一番嬉しそうでしたよ」と言われました。



日露の友好親善のために精一杯努力します

会 議の中で、東海大学と松前重義先生の名前が出てきました。そこで、私は、思わ ず大統領に言ってしまいました。「私も、日露の友好親善のために精一杯努力します」。そういうことを言うつもりはなかったんですが、その前に柔道の話を いっぱいしていたんです。プーチンカップのときに、日本人選手達は大統領の見ている前で、大統領の期待に反するような活躍をしてしまって・・・。申し訳な い気持ちもあったんですが、それを口に出す前に、大統領が、「あの時の日本人選手は素晴らしかった。あれは、単なるスポーツじゃないよ。芸術のレベルに達 している。あの時の監督は、斉藤監督だね?」「帰ったら斉藤監督に、素晴らしいチームを作っているねと、伝えて欲しい」などと話されました。そんなやり取 りの印象があって、思わず言ってしまったんでしょうね。
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