メッセージとご報告

2006年12月28日
年末の挨拶

今年を振り返ってみると、私にとって大きなことが2つ ありました。

一つは、特定非営利活動法人柔道教育ソリダリ ティーを立ち上げたことです。これまでの国際柔道連盟教育コーチング理事としての活動 にリンクしたものでしたが、新しい組織を立ち上げるということに、非常に決意を必要としました。しかし、非常に多くの方々にご賛同をいただき、大変ありが たいことに順調に活動を進めることが出来ました。

そしてもう一つは、同じこの4月より神奈川県体育協会の会長の職に就い たことです。全く予期していない話でした。スポーツには、社 会のために果たせる役割がたくさんあると私は思っております。こちらも、体協の理事や事務局の方々、多くの人々に支えられながら、地域に密着した県民のた めの活動が進んでおります。

この二つが、私にとっての大きな出来事でした。これまで同様に大変慌しいい一年でしたが、非常に実りの多い、充実した一年になった と思います。

そ の他いくつか係った事業をあげますと、第一回目の柔道セルフディフェンス・カンファレンス(柔道護身術会議)を南米のドミニカ共 和国、サントドミンゴ市で行うことが出来ました。この会議は、大変好評を得ることが出来、来年の春にはこの講義のDVDが国際柔道連盟加盟国に配布される 予定です。

12月には、国際柔道連盟第1回女性コーチングセミナーが福岡で行われました。地元の企業にスポンサーとなっ て支えて頂き、世界各 国から柔道発展を願う女子柔道のリーダーが約30名、日本からも約20名が参加することが出来ました。活発なセミナーが3日間にわたって開かれ、日本だけ でなく、世界でも女子柔道発展のために、大きくスタートしていくと思っております。私は、この運動をこれからも支えていきたいと思っております。

11 月には、外務省「草の根無償資金協力」による柔道場の開設の調印式に出席するため、中国青島に行きました。多くの支援は、建物 を作る、もしくは立ち上げたら支援が終わることが多いのですが、建物が出来てからがNPO法人柔道教育ソリダリティーの出番だと思っております。柔道を通 して、中国と日本の交流が盛んになることを願っています。

最後になりますが、12月19日にNPO法人の第1回総会・記念講演会・交流会が行われました。そこでトヨタ自動車株式会社取締役 相談役の奥田碩氏より、たいへんありがたい講演を頂きました。

こ うして振り返ってみますと、本当に多くの方々に支えられて充実した一年を過ごし、感謝の気持ちで一年を終えることが出来ました。 選手時代、東海大学監督時代、全日本男子柔道監督時代、様々な人々に支えられて自分の夢を実現して来ることができましたが、これからも支えて頂いた分、社 会に恩返しが出来るように、また、この社会が良くなる方向へ行くように、2007年も努力したいと思っております。

良いお年をお迎え下さい。

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