この春の紫綬褒章を5月16日にいただくことが決定いたしました。褒賞にあたっては、選手時代、指導者時代、そして現在の国際交流活動の全てを評価 していただいていると聞いております。私としては、過去を振り返ることは好きではありません。今を大事にし、今を一生懸命生きて、そして未来を見据えてい きたいと思っております。そういった、現在の活動を含めて評価していただいたのであれば、大変ありがたいです。
私は、選手時代多くの方々に支えられ自分の夢を実現することが出来ました。多くの方々に支えられた分、これからは人を支えられる人間になれるようにと思っております。少しでも多くの人を支えよう思えば思うほど、逆に人々に支えられる自分がありました。
私にとってこれからが「人生の金メダル」への道です。まだ、道半ばです。多くの方々と柔道を通して得ることが出来たものを、これからの人生の中で生かし、少しでも社会のお役に立てるよう努力していく所存です。
現在私は、日本柔道の選手教強化はもちろんの事、国際柔道連盟教育コーチング理事として、柔道の国際交流、NPO法人柔道教育ソリダリティーの理事長として柔道を通した人作り、神奈川県体育協会の会長としても活動などに力を注いでおります。私を支えてくださった皆様に心から感謝を申し上げ、今まで以上に気を引き締めて頑張っていきたいと思います。
[PDF] 神奈川新聞と毎日新聞、4月28日の記事より[PDF] 熊本日日新聞、4月28日の記事より
[PDF] 柔道新聞2007年5月1日・10日合併号の記事より