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『下坐に生きる』を読んで ここ1年で一番感動した本です |
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『下坐に生きる』(神渡良平著:到知出版社刊) 僕は神渡さんのファンでこれは、ここ1年で一番感動した本です。まとめて10冊買って友達などにあげてしまった。そうしたら、その本をもらった人も10冊買って他の人にあげて、もらった人も読んで感動した、という現象が起きています。様々な人の生き方、生涯が書かれて、それを通 じて人間としての在り方、生き方、ひたむきに生きることの大切さ、などが述べられています。僕の生き方に大きな影響を与えてくれた本のひとつです。より多くの人に読んでもらいたいですね。 「下坐に生きる」に書かれていることを少しご紹介したいと思います。 ○『内観』について 一週間半畳の部屋の中で、課題を与えられ、それについて考える。『自分が今まで行って来たこと』『他人に対してとった行動』など相手の立場に立って考える。そう言う、自分の内面 を振り返る。 現在は、その時間が取れないのでいけませんが、オリンピックが終わったらぜひやってみたい大切なことでひとつです。 連絡先:本文95ページ参照 瞑想の森内観研修所 栃木県塩谷郡喜連川町喜連川五六九四 電話 028−686−5020 ○車イスの身障者のカメラマンとある会社の社長さん 埼玉のある養蜂会社の社長さんが、身障者のカメラマンの写真を気に入って 社員として採用する。 それにより、社内の設備を整えたり、ワゴン車を購入し たりするうちに、社内の雰囲気が和やかになった、というあらすじなんです。 前にも言ったかもしれませんが、身障者の方というのは神様からの贈り物、 という話を聞いたことがあります。 人間らしさを失いやすい世の中で、人に本 来持っている「優しさ」や「思いやり」を思い出させるように、神様が世の中 に残してくれた「贈り物」。 そのことをこの話を読み、改めて感じました。 ○マザー・テレサについて お金も、地位もないのに、一老女がなぜ偉大な人として尊敬されたのか?大きなことを成し遂げたのか?彼女が亡くなったころはわからなかったし、4、5年前の僕でもわからなかった。 彼女にとってその行為は、ただ目の前で苦しんでいる人を放って置けなかった。その結果 として一人一人助けただけだったという事なんですね。しかし彼女の行為・生き方が人々の共感を呼び行動を共にしようとする人々が増え、その輪が大きく広がって行った。一人の力はわずかな物かもしれない。しかし、その志や目的に共感して行く人々が増えて行くと、大きな力となって行く。その代表的な例のひとつだと思います。 他の人の素晴らしい行為を見、知って、出来ない、と思うより先に自分自身できることは何なのか?と考えるようにしています。 それが大きな輪になる可能性もあると思うんです。自分も全日本の監督として、大学の一教員として今できることを一つ一つやろう、と考えています。 それが学生、選手に伝わればいいのでは、と。日本柔道のため、という意識もありますが、その前に日々の積み重ねを大事にすることに重点を置きたいと考えています。 |
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